先日せんじつ(2012年9月16日日曜日午前8時05分~)、FM福岡の「ベーちゃんのおとな倶楽部 “人生、この一曲”」という番組に出演しました。
8月28日にFM福岡のスタジオで録音しました。いっぱい喋ったのですが、時間の関係で殆んどカットされていました(3分の1ぐらいしか放送されませんでした)。口惜しいので、この場をお借りしてノーカット版を発表したいと思います、御精読下さい。

音楽が流れる・・・・・・ベーちゃんのおとな倶楽部
ベーちゃん「人は誰でも思い出の一曲があるはずです “人生、この一曲”日本生命の提供でお
送りします」
「今朝は、北筑電業株式会社代表取締役社長でいらっしゃいます吉良昭二さんにお越こ
し頂きました」
「お早うございます」
私 「お早うございます」
ベーちゃん「よろしくお願いします」
わたし「はい」
ベーちゃん「今、北筑電業株式会社と言うふうに紹介しょうかいさせていただきましたけれども、お仕事として
は、まぁ、我々われわれの身の回りの家電かでんなどもそうなんでしょうけれども、まぁいわゆる弱電じゃくでんから、
あの電柱など強電まで電気関係一般のお仕事をなさってらっしゃるということなんですね」
僕 「はい、そうですね」「私共の工事会社は、職人しょくにんと技術者ぎじゅつしゃの集団ですから、そのスタッフをい
かに多く育てるかというのが使命しめいです」
「工事は出前ですから、その現場に赴おもむいて仕事をします。工場の中で物を作ったり、生産せいさん
したりする製造業とは違いますから、機械きかいやロボットは殆ほとんど役に立ちません、全て人間の
手作りです。いつの時代でも、高層こうそうビルの窓を拭ふくのは人間しか出来ません」
ベーちゃん「会社の仕事としては、電気を扱っていらっしゃいますけれども、社長さんを始め会社として
は、やはり、人造りというふうなことが中心になっている訳ですね」
ぼく「そうですね」「“企業は人となり”と言われますけども、“工事会社は技術者ぎじゅつしゃなり”です。
そして、これを育てるのが全てだと思っています」
ベーちゃん「そして、それが財産、宝物であるということですね」
俺 「現場では一人で作業することはありませんから、コミュニケーションが大切です。人間関係
を重視してチームワークを良くしなければいけません」
ベーちゃん「そうですか」
オレ「そのチームを纏めるには、優秀なリーダーが必要です、リーダー待望論です」
ベーちゅん「そうなんですね」
自分 「私共は“ダイバーシティー”、つまり“多様性の受容”を目指しています」
ベーちゃん「それはどういうこと何ですか」
じぶん 「多様性というのは、いろんな人たちのことなんです。例えば、高齢者若年者女性
障害者外国人などの人たちを受け入れて纏めることです。いろんな人達のいいところ、得
意な分野を引き出して活用する、逆に不得手なところはカバーしてあげて、チームをまとめ
るんです」
ベーちゃん「それはすばらしいですね」
わし「人間、オールマイティーな人はいませんから。私は優等生が大嫌いなんです。学力優秀
スポーツ万能品行方正容姿端麗眉目秀麗なんて人は居ないと思いますし、居て欲しく
ないです」
「私達凡人は、皆んなで力を合わせなければ何も出来ないんです。人は誰でも、これだけは
他人には負けないというモノを持っています。それを引き出して上げるんです。長所を伸ばす
と欠点が見えなくなります、イイとこ取りのワルイとこ隠しです。これが出来ればリーダー
合格です」
ベーちゃん「そうですか、すばらしいリーダーを沢山育てて下さい、楽しみにしています」
「さて、吉良さんが“人生この一曲”で、ハナ肇とクレージーキャッツの“スーダラ節”をお
選びいただきました。植木等さんが歌ってらっしゃいますけど、この歌との出会いはいつ頃な
んですか」
ワシ「私が物心ついた小学校一年生頃に、最初に夢中になったのが植木等さんでした」
ベーちゃん「割りと早い時期ですね、今お幾つでらっしゃいますか」
I「58歳です」
ベーちゃん「と言う事は、大分早い時期から植木等さんのスーダラ節をお聞きになってたということです
ね」
「あの、先程話しを伺いましたら、“シャボン玉ホリデー”という番組をよくご覧になってい
たと いうことですよね」
「お父っつあん、お粥が出来たよっ、という、あれですね」
アイ「ハナ肇とザ・ピーナッツのですね」
ベーちゃん「でもあの当時ですね、いわゆる“スーダラ節”というのは、まあ俗に言うと、ちょっとこうふ
ざけたような感じのする歌詞ですよね」
MY「後で聞いた話ですけど、植木等さんが“スーダラ節”の楽譜を渡された時、植木等さんは
結構な人だったので、この曲を歌ったら自分の人生が変わってしまうのでは、と悩ん
で父親に相談したそうです。植木等さんのお父さんは、浄土真宗・大谷派のお寺の住職でし
て、その回答と言うのが、“わかっちゃいるけどやめられない”というのは、人類の究極
の真理をうたっている、親鸞聖人の教えに通じている、上出来だ、頑張って来いと、諭され
て歌うことを決意したそうです」
ベーちゃん「あっ、そういうことがあったんですね、じゃあ、一生懸命ふざけてたということですね」
マイ「はい、そうですよね」
「スイスイスーダラダッタスラスラスイスイスイーという、この軽妙なテンポが、堪らなく
好きでした」
ベーちゃん「んん、そうですよね、それでよく歌ってもいらっしゃったんですか、お子さんの頃は」
ME 「そうですね、子供の時もそうですし、大人になってからも、結婚式や宴会と何十回歌ったこ
とか、この曲を大分使用させてもらいました」
「この後に、“人生で大事なことは、タイミングにC調に無責任”と無責任シリーズが始まり
ました。その中に“だまって俺について来い”という曲がありました」
“銭の無い奴ぁ俺んとこへ来い俺も無いけど心配するな見~ろよ青い~空白い雲そ~
の内なんとかな~るだろう~。わかっとるねわかっとるわかっとるわかったらだまって俺
について来い”と
「結局、何にも問題は解決してはいなくて、無責任まりないんですが、何となく心が楽にな
るんです」
ベーちゃん「そういうもんなんでしょうね」
ミイ 「結構世の中、責任取らなきゃいけない方が、言い訳したり、責任をしていることってあ
りますよね、ただ彼は、前面に私は無責任だと宣言しているんですよね、だけども、やること
はちゃんとやる、行動力はある、面倒見もいいというような、人生で、頭の中で考えてやってい
ることってそう大したことないですよ、兎に角行動すると、やってみて、人事を尽くして、そし
て天命が下ったとすれば、もう腹を括って責任取るしかないでしょう。只、責任を取りたくない
から、頑張るというか、行動してもがくというか、こういう姿勢が非常に好きですね」
ベーちゃん「所謂、本当の無責任ということだけでは無く、無責任ぽいけれども非常にポジティブな考え
方がそこにあるということですかね」
吉良「そうですね、ポジティブというか、周りが明るく陽気になって、そしていい雰囲気を作ってく
れる、理想のリーダーだと思います」
ベーちゃん「そうすると、リーダーの歌だったりする訳ですね」
きら「そうですね、軽いけどれも、積極的に、スイスイスイ~と前へ前へと進んで行く、行動力があ
って、最後は腹を括って責任を取る、いいですねん~」
ベーちゃん「社長訓ですね」
昭二 「その通りです」
ベーちゃん「それでは皆さんもご一緒にお聞き下さい、ハナ肇とクレージーキャッツで“スーダラ節”で
す」

ベーちゃん「吉良さんのテーマ曲とも言える歌を、今改めてお聞きになりましたけど、いかがでしたか」
しょうじ 「は~い、一番、二番、三番と、飲む・打つ・買うと、人間の煩悩を歌い上げた、そして最後
に、“わかっちゃいるけどやめられない”と、すばらしい曲に出会って幸せでした」
ベーちゃん「これからも、お仕事頑張って下さい」「今朝はどうもありがとうございました」

追伸
ベーちゃん「あまりにもテンポがいいので、調子に乗り過ぎることは無いんですか」
吉良昭二「その時は“お呼びでないお呼びでないねこりゃまた失礼致しました”」