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社長訓話編
 令和2年2月3日の社長訓話です。


皆さんお早うございます。

SDGs(持続(じぞく)可能(かのう)開発(かいはつ)目標(もくひょう)20159月に国連総会(こくれんそうかい)採択(さいたく)されました。17種類の目標のもとに169のターゲットが作られています。シンボルマークのバッジが出来て、いろんな分野の方が胸にそのバッジを付けて、SDGsに取り組む機運(きうん)が盛り上がっています。

地球規模(ちきゅうきぼ)の取り組みで、世界中の人が対象(たいしょう)す。(すべ)ての人に健康と福祉(ふくし)を」「(しつ)の高い教育をみんなに」「誰ひとり取り残さない」がモットーです。

地球全体で見ると、世界中の水は海や川でつながっており、大気も同じ空でつながっている。どこかの国の海水が水蒸気として雲になり、どこかの国に雨を降らす。大気や水に国境(こっきょう)は無く、地球は一つである。ようやく世界が取り組む共通のゴール「持続可能な社会」の目標が定まった。その目標同士が相互に連関(れんかん)し合うものであり、一つの目標に取り込むことによって、その他の目標に良い影響を与えることもあれば、一つの目標達成だけに目を(うば)われると、その他に悪影響(あくえいきょう)を及ぼすこともあります。

たとえば、飢餓撲滅(きがぼくめつ)の目標に取り組む際に食料増産(しょくりょうぞうさん)だけを行うと、農業には大量の水を必要とすることから(みず)不足(ぶそく)が生じたり、農薬(のうやく)化学肥料(かがくひりょう)の使用が増えたりして、温室効果(おんしつこうか)ガスの増加や土壌汚染(どじょうおせん)につながることがあります。つまり、飢餓撲滅の目標達成のみを考えるやり方では、水問題や気候(きこう)変動(へんどう)問題、陸域(りくいき)生態系(せいたいけい)の保護といった、ほかの目標達成に悪影響を及ぼすことになります。

気候変動問題も同様で、温暖化対策(おんだんかたいさく)でエネルギー消費の抑制(よくせい)のみを優先(ゆうせん)すると、電気もエネルギーも使えない人々へのインフ整備(せいび)やエネルギー供給(きょうきゅう)が遅れたり、貧困(ひんこん)問題を解消(かいしょう)するための経済活性(けいざいかっせい)が抑制されたりする場合もあります。

すべての目標に共通することは、先進国(せんしんこく)発展途上国(はってんとじょうこく)の置かれている状況(じょうきょう)考慮(こうりょ)しなければならないことや、経済と環境(かんきょう)といった複数の問題を常に調和(ちょうわ)させること、そして現代だけではなく、未来世代(みらいせだい)をも考慮することです。

「持続可能な社会」という大きなゴールに向かっては、さまざまな目標があり、その達成に向かう国々や人々もさまざまで、それぞれの目標達成のプロセスや方法や速度も違います。

2018年の冬、フランスでは、毎週末「黄色いベスト運動」と呼ばれるデモが続きました。きっかけは、マクロン大統領の政権(せいけん)による、気候変動対策の強化(きょうか)への反発(はんぱつ)でした。ガソリンや軽油(けいゆ)などに増税(ぞうぜい)することで、化石燃料(かせきねんりょう)(たよ)る交通量を減らそうとい政策(せいさく)したが、クルマなしに生活できない地方の生活者や、他の手段にすぐ乗り換えられない低所得層(ていしょとくそう)などから反発が出ました。気候変動対策の観点(かんてん)からSDGsの求める「大胆(だいたん)変革(へんかく)」を考えると、現状(げんじょう)延長線上(えんちょうせんじょう)(なま)ぬるい対策では、気温(きおん)上昇(じょうしょう)を「1・5~2度未満(みまん)(おさ)える」という目的を達成できません。そういう意味では、マクロ政権が「今すぐに、ここまでやらないと手遅(ておく)れになる」という危機感(ききかん)で政策強化を行うことは妥当(だとう)だったはずです。ところが、足もとで深刻化(しんこくか)していた「格差(かくさ)問題(もんだい)」への配慮(はいりょ)()りなかったために、「大胆な変革」から取り残されてしまった人たちから反発を受け、結局増税は延期(えんき)に追い込まれました。フランスの「黄色いベスト運動」は、「誰一人取り残さない」と「大胆な変革」の両立(りょうりつ)(むず)しさを教えてくれました。

地球規模で世界全体の目標ですから、あまりに大きすぎて、私たちに何が出来るのか迷ってしまいます。

日本国内の課題を考えると、超高齢化(ちょうこうれいか)と福祉、人口減少と少子化(しょうしか)子どもの虐待(ぎゃくたい)やいじめ、情報(じょうほう)格差(かくさ)所得(しょとく)格差、地域格差、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)、気候変動と異常(いじょう)気象(きしょう)、農業や林業の(にな)い手不足などがあります。

「持続可能な社会」を目指している訳ですから、短期間(たんきかん)目先(めさき)のことではないんで、継続的(けいぞくてき)末永(すえなが)く安定してなくてはいけません。3年~5年が対象では無く、10年~20年先の目標になります。

「バックキャスティング」と呼ばれる考え方があります。10年後にはどういう風になっているかを想定します。それが持続不可能であれば、それを回避(かいひ)するためには何をどうするかを考えます。10年あるんですから、毎年10分の11割)づつ改善(かいぜん)する努力をすればいいんです。10年後にどういう風に成りたいかを設定します。その理想に向かって何をどうすれば良いか考えます。10年あるんですから、毎年1割(10分の1)づつ頑張ればいいんです。

それでは、私たちに出来ることはなにがあるんでしょうか?

まずは「食品ロス」です。今日は“恵方(えほう)()き”ですが、以前大量に作り過ぎて廃棄(はいき)していました、もったいない限りです。世界では毎年約13億トンの食糧(しょくりょう)が廃棄されています。これは人が消費するために生産された食料の3分の1を廃棄している計算になります。片や、食べる物が不足して、飢餓(きが)貧困(ひんこん)で苦しんでいる人たちがいます、この矛盾(むじゅん)した現実は、何とか成らないものでしょうか。

3R(リユース・リサイクル・リデュース)」が効果的です。リユースは、牛乳配達のように、(びん)を回収してまた牛乳を入れて配達します。リサイクルは、缶ジュースのように、缶を回収して(つぶ)して原材料として再利用します。リデュース(環境負荷(かんきょうふか)廃棄物(はいきぶつ)の発生を抑制するために、無駄(むだ)・非効率的・必要以上な消費・生産を行わないこと)は、本当に必要な物以外は求めません(貧乏(びんぼう)な状態がこれと同じです。だってお金がないから買えないんです、求められないんです)。

次は「(だつ)プラ」です。レジ袋・ペットボトル・ストロー・プラスチック容器などのプラスチックごみを直接海に捨てることで海洋汚染(かいようおせん)を発生させています。プラスチックごみをイルカやクジラなどの海洋哺乳類(ほにゅうるい)・海鳥・魚・プランクトンが誤飲(ごいん)誤食(ごしょく)すれば、海洋生態系に大きな打撃を与えます。さらに沿岸地域の観光や漁業への影響、沿岸地域の居住環境への影響、そしてマイクロプラスチック(直径5ミリメートル以下のプラスチックごみ)やマイクロビーズ(直径1ミリ以下)を食べた魚を人間が食べる食物連鎖(しょくもつれんさ)による人間の健康への影響など、様々(さまざま)な問題を引き起こしています。

日本で出したプラスチックごみを、中国に輸出して処理してもらってました。中国で海に廃棄したプラスチックごみが、潮流(ちょうりゅう)に乗って対馬(つしま)に流れてきて問題になっています。自分のところのごみを他人に任せますかね、言語道断(ごんごどうだん)です。この問題の解決(かいけつ)(さく)は、リデュースの精神の不買運動(ふばいうんどう)しかありません。

去年の熱中症(ねっちゅうしょう)対策(たいさく)で、みんなに水筒(すいとう)を持たして、粉のスポーツドリンクを購入(こうにゅう)して冷やして、ペットボトルを使用しないようにしました。昼のお弁当の時には、お茶っ葉を買って湯のみで飲みました。コーヒーはインスタントでマイカップで飲みます。“使い捨て”はよろしくありません。再使用、再利用、無駄を無くして、必要な物を選択して、欲張らずに、謙虚(けんきょ)に、質素(しっそ)に、清く・正しく・美しく生きましょう。



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