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社長訓話編
 令和2年1月7日の社長訓話です。


除夜(じょや)(さい)というのがありまして、人には108煩悩(ぼんのう)があると言われ、その煩悩を(はら)うために、除夜の(かね)108回つくんですが、今年は107回しかつかなかったそうです。和尚(おしょう)さんに理由を聞きましたら、大晦日(おおみそか)の前にゴーンが1つレバノンに逃げたからだそうです。

 皆さん明けましておめでとうございます。

 昨年の忘年会で、盆踊りと七夕(たなばた)短冊(たんざく)コンテストを行いましたが、正月休み中に思うところがあり、“気づき”がありましたので追加表彰します。

 Nさんの“とりあえず運気が上がりますように”です。忘年会では、“運気が上がりますように”というのは、仕事でもプライベートでも、金銭面でも恋愛面でも何でも使えるので、すばらしいということで表彰しましたが、次の日の朝、私は夢を見ました。“とりあえず”というのは、まずは手始(てはじ)めにということで、あとでまたお願いすることがあると、本命はまだ残していますと予告している訳です。お願いする側の立場の人が、七夕の神様に対して、願い事を小出(こだ)しにして、神様を手玉(てだま)に取って神様を脅迫(きょうはく)しています。この大胆不敵(だいたんふてき)(あつ)かましさに対して「殊勲(しゅくん)(しょう)」を授与(じゅよ)します。

 次はYさんです。罰ゲームでタバスコとわさびとカラシを食べて、誰が何を食べたかを当てるゲームですが、Yさんがタバスコを食べていたのにまったく分かりませんでした。幹事の人が「タバスコは半端(はんぱ)じゃないですよ」と言っていたのに、涙目(なみだめ)にもならず、表情もひとつも変わりませんでした。すばらしい、母は強しです。この人間(にんげん)(ばな)れしたエイリアンゾンビに対して「演技(えんぎ)(しょう)」を授与します。

 昨年三月までの前期では赤字決算だったので、トップ幹部(かんぶ)減給(げんきゅう)、幹部の役職(やくしょく)手当(てあて)のカット、昇給(しょうきゅう)ナシ、賞与の減額(げんがく)など、色々な対策を(こう)じた結果、今期は現在3/4終わりましたが、順調に回復しています、ありがたいことです。

 八幡東区の清田から、こちら八幡西区の陣原に引っ越してきて15年になるのですが、6年前に1度決算が赤字になりましたが、翌年字回復しました。そして今回の赤字です、時間がたつと気がゆるむのか、ぬるま湯に入ったのか、緊張感(きんちょうかん)(うす)れて努力を(おこた)った結果なのでしょう。人間は軽くて(らく)な方になびくものなのです、“つまづいたっていいじゃないか人間だもの(相田みつを)”。しかし、失敗してもすぐに立ち直らなければいけません。回復しなければ落ちこぼれていってしまいます。

 ノーベル化学賞を受賞した吉野(よしの)(あきら)さんは、ソチウムイオンの開発の過程(かてい)で「失敗して、失敗して、失敗して成功に結びついた」と言ってます。

 天才(てんさい)は成功もするが失敗もする。秀才(しゅうさい)は安全策を好み、凡人(ぼんじん)はチャレンジさえもしないので失敗しない、これはひとえにチャレンジするかしないかの差なのです。人生は「トライアンドエラー」の積み重ねです。トライしてエラーをすれば、反省して改善して、次のトライの成功する確率は上がります。次のトライでもエラーをしたとすれば、「何故(なぜ)、どうして」と、失敗の原因を追究(ついきゅう)して改善すれば、次のトライはもっと成功する確率は上がります。失敗はそのあとにトライしないから失敗で終わるのです。成功するまでトライを続ければ、前の失敗は成功する為の手段になります、“失敗は成功の(もと)”です。

 「一年の(けい)元旦(がんたん)にあり」と言いますように、今年の計画を立ててみます。

SDGs(エスディージーズ・持続(じぞく)可能(かのう)な社会に向けて、新事業を構想(こうそう)し、人材を育成する)を実践(じっせん)するには、今年一年の計画でなく中・長期的(5年~10年~20年)な観点から、その中の1年(ごと)の目標を設定して実践することが大切です。そしてその実績(じっせき)()まえてチェックし判定して、計画を見直して修正(しゅうせい)していくことを()(かえ)すことです。

 本年のSDGs(持続可能な開発目標)は「労働人口不足(技術者不足)に対して備える」ことです。

 現在私達の業界の「建設業」に於いて、労働人口(技術者)は()りています。しかし高齢化(こうれいか)現象で、高い年齢層(ねんれいそう)人たちが全体の大半(たいはん)()めていますから、近い将来(3年~8年)、高齢者がリタイア(引退(いんたい))すると労働人口は激減(げきげん)することになります。

 後継者(こうけいしゃ)(若い世代の技術者)を育てるには時間が掛かります、初心者(しょしんしゃ)人前(いちにんまえ)の技術者に育てるには長い年月(ねんげつ)が必要です。(はや)めに取り掛かっておかないと、何年か先になると手遅(ておく)れになっています。(たね)をまいて、水や肥料(ひりょう)をやり、修理(しゅうり)(なお)して、花が咲き、実を結んで収穫(しゅうかく)することが出来るように、時間を掛けて、丹精(たんせい)を込めて人材を育成していかなければなりません。

 技術者をランク付け(上・中・並、上級・中級・低級、レベル5・4・3・2・1)して、各分野で育てて、向上心のある人は上級を目ざして、それなりの人は、その分野でず~っと(つと)める。人それぞれ考え方が違いますから、自分に合った「形(タイプ)」を選択して、自由に()き生きと()び伸びと仕事をしてもらうということです。

 「女性の参画(さんかく)」。建設業は肉体労働が(しゅ)で、身体も大きく、力も強い男の方が優位(ゆうい)になります。女性を差別するのではなく保護(ほご)(守る)されていると思います。実際に、災害時の救援(きゅうえん)活動、放射(ほうしゃ)線量(せんりょう)の多い原子力事業、危険の多い戦争など、過酷(かこく)な条件での仕事はほとんど男性が行います。男らしさと女らしさの差異はホルモンの作用によることが大きいです。男性ホルモンの“テストステロン”は、男の子の9才から14才までに20倍も増えます。特徴(とくちょう)は、筋肉が発達し運動能力を向上させて、()()み合いのような男の子同士の遊びに備えさせます。もう一つは、朝から夜中まで、昨日も今日も明日も女の子のことで頭がいっぱいになります。女性ホルモンの“エストロゲン”は女の子にコミュニケーション能力を発達させておしゃべりになるとともに、他者の表情を読み取る共感力(きょうかんりょく)を強化します。生まれながらにして、これほどの男女差がある訳ですから、肉体労働が主体(しゅたい)の「建設業」に於いて、中級または低級クラスの仕事を女性に参画してもらいたいと思います、男性は難易度(なんいど)の高い、(きび)しい条件の上級クラスを目ざしますから、これが「ダイバーシティ(多様性の受容)」の原点です。

 東レは「炭素(たんそ)繊維(せんい)」で、(アメリカ)ボーイング社(航空会社)と一兆円ものビジネスを獲得(かくとく)しました。この業績の裏付けは、40年間にも及ぶ継続的な研究・開発があったからです。旭化成(あさひかせい)のリチュームイオン電池の開発もそうです。旭硝子(あさひがらす)(AGC)は、建物の窓を携帯電話の基地局化できる、透明(とうめい)な「ガラスアンテナ」の開発に世界で初めて成功しました。長い間、途絶(とだ)えることなく続けてきたから成就(じょうじゅ)できた訳で、これが「SDGs」です。

 この成功の背景(はいけい)にあるのは、の会社の研究・開発費の持続的な配分です。結果を急ぐのではなく、じっと我慢(がまん)して、社員を信頼(しんらい)して、企業が予算を計上(けいじょう)してくれたからです。

 一方、アメリカではこれが出来ません。()()かというと、株主(かぶぬし)がいるからです。お金を出資している株主は、配当を(もら)わなければいけないから、利益の出る目先(めさき)のことばかりにこだわるのです。だから長くかかる研究・開発には目もくれない訳です。まったくSDGsと逆行していることになりますが、すぐに利益をもたらさないモノにお金を出すには、業績の裏付けが必要です。長期的な視野(しや)と総合的な経営が要求されます。

 一方、私達の建設業に於ける「SDGs」は何かと言いますと、「工事の安全」と「品質の安全」に予算を計上することだと思います。

 私達は、ヒット商品を生み出すアイディアもいりませんし、新しいモノを発明する研究・開発費を計上する必要もありませんから、安全(工事と品質)にお金をかけるべきです。

 「怪我(けが)弁当(べんとう)は自分もち」と言われ、安全は自分が気を付けるのであって、会社が安全にお金を掛けることはありませんでした。でも、今はそれでは通用しません。工事の安全と品質の安全を怠ったら致命傷(ちめいしょう)になって、企業の存続(そんぞく)(かか)わります。

 「安全第一」ですから、お金もかかり、時間も(つい)やし、効率(こうりつ)が悪くなり、生産性(せいさんせい)も下がるかもしれませんが、()えて取り組む、妥協(だきょう)しない覚悟(かくご)が大事です。

 「安全とは動くな」と()くなった誰かが言ってましたが、それでは仕事になりません。仕事を知らない人は安全は分かりません。仕事をする中で危険要因(よういん)(はい)(じょ)することが安全ですから、「安全第一」ではありません、「仕事第一」で「安全も第一」が正しいと思います。

 「安全作業」は手間(てま)(ひま)かかりますが、毎回ちゃんと意識してやる、それを繰り返しているうちに、無意識に意識できるようになったら良い訳です。

 リーダー(責任者・監督者)は常に現場に居ることを推奨(すいしょう)しています。事故の98%は現場にリーダーがいない時に起きています(私の推測(すいそく))。つまり、現場にリーダーが居れば事故は起きないのです。リーダーが現場に居れば、作業員も緊張感(きんちょうかん)があり手抜き工事もしません。リーダーが離れた所から見ていると危険要因も見つかりますから注意もできます。現場に居ると、色んなことが見えてきます。現場に居るだけで、あらゆることが見えてきて、(すべ)てが解決します。そういうふうになっていて、そういうものなのです、マチガイナイ。

 今年の大河ドラマで「麒麟(きりん)がくる」がありますが、その主人公が明智光(あけちみつ)(ひで)です。「本能寺(ほんのうじ)(へん)」で主君(しゅくん)織田(おだ)信長(のぶなが)に対して、家臣(かしん)の光秀が謀反(むほん)した事件で、「三日(みっか)天下(てんか)」で有名ですが、光秀は生涯(しょうがい)一度しか戦場で戦ったことのない武士(ぶし)で、その一度が謀反のあと13日後に豊臣秀吉に(ほろ)ぼされた戦いでした。

 「()士道(しどう)と云ふは死ぬ事と見つけたり」。戦国時代の武士は、「武勇(ぶゆう)廉恥(れんち)」を(おも)んじました。「武勇」とは、武術にすぐれ、勇気のあること。強くて(いさ)ましいこと。「廉恥」とは、心が清らかで、いさぎよく(はじ)を知る心が強いこと。(みじ)めな状態で()(なが)らえることを()(きら)いました。戦場で戦うことを率先(そっせん)し、いつ死んでも良いと覚悟を決め、生き残れることが「(ほま)れ」で、つまり「武運(ぶうん)長久(ちょうきゅう)(武人として命運が長く続くこと)」を祈ることになります。織田信長も豊臣(とよとみ)(ひで)(よし)徳川(とくがわ)家康(いえやす)も戦場に出て戦いました。その時代、リーダーが先頭に立って率先(そっせん)垂範(すいはん)しないと部下は付いていきません。私は上杉(うえすぎ)(けん)(しん)が大好きです。彼は常に(いくさ)の先頭を切って戦いました。ノブレス・オブリージュ(一番(つら)いことこそ上の人間がやるべきだ)です。だから部下がみんな親方(おやかた)(さま)に付いていき、強い軍団が出き上がりました。現場重視が最高です。

 明智光秀は現場を知らない官僚(かんりょう)です。デスクワークだけでは部下はついてきません。策略(さくりゃく)計略(けいりゃく)だけでは天下は取れないと思います。いつの時代でも「現場力」が大切です。



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