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社長訓話編
 令和元年6月3日の社長訓話です。


 皆さんお早うございます。

高度成長の光と(やみ)鮮明(せんめい)に浮き上がります。

「フロン」。燃えない、腐食(ふしょく)しない、毒性(どくせい)がない。導入された当時は、こんなものができるのかという高揚感(こうようかん)があった。あれがオゾン層を破壊(はかい)し、紫外線がダイレクトで人に当たって皮膚がんになるなんて思いもしませんでした。

「PCB(ポリ塩化ビフェニール)」。理想の熱媒体(ねつばいたい)だと教わったけど、食品公害事件でアッという間に極悪非道(ごくあくひどう)の物質になっちゃった。

「プラスチック」。世の中にこれ程必要な物はないと思っていた。ストローなど使い捨てのプラスチック製品は、川や海に流出して環境汚染(かんきょうおせん)の原因となる(全体の1割しか再利用されていない。そのツケが廻ってきた)。特に紫外線などにより5ミリ以下になった「マイクロプラスチック」は、有害物質(ゆうがいぶっしつ)(きゅう)(ちゃく)しやすい。魚や海鳥(うみどり)に悪影響を及ぼし、人間に取り込まれる可能性もある。ウミガメの鼻にストローが刺さった痛々しい動画が拡散(かくさん)したことで意識されるようになった。

ある時期まで堅実(けんじつ)な技術を(つちか)ってきたのに、IT(情報技術)化が始まって以来、情報が全てということになり、非常に脆弱(ぜいじゃく)な社会になった。自動運転も、金融システムも元の情報が間違っていたら全部(こわ)れます。北海道で、日本では起きないはずのブラックアウト(広域停電。電力供給システム全系(ぜんけい)崩壊(ほうかい))が起きた。3・11以来、異常気象、想定外の災害が連続して起きている。複雑な新技術はリスク(脆弱性)を伴う、発展を追い求めるばかりでなく、色んな問題を制御(せいぎょ)していかなければいけません。

「AI時代」。AI(人工知能)、ロボット(人造人間)、ドローン(無人飛行機)、キャッシュレス(無現金払い)、スマホ決済(特殊携帯電話支払い)、ペイペイ(仮想通貨)、アマゾン(森林地帯)等など・・・・・、効率や安全性、快適さや便利さを追求するあまり、大切な健康や本来備わっている人間性をも失ったり破壊しかねません。余り調子に乗らない方がいいと思いますよ。

近い将来、AⅠが私たちの生活を革新的(かくしんてき)に変えてしまうのは()けられないでしょう。ホワイトカラーと呼ばれていた会社の事務員、士業(さむらいぎょう)とも呼ばれる弁護士・司法書士・税理士・社会保険労務士など、タクシーやバスの運転手、スーパーのレジ係など多種多様(たしゅたよう)な仕事をAⅠが正確に効率よくこなす時代になります。

更には、経営者がAⅠをとても喜ぶでしょう。AⅠには、個人差があり手間暇(てまひま)の掛かる人事管理を必要としません。まずは休まない。インフルエンザに(かか)らない、熱中症にならない、花粉症にもならない。文句を言わない、愚痴(ぐち)をこぼさない、上司に逆らわない、社長に反抗しない、会社を辞めると云わない。休日出勤、長時間勤務、有給休暇、育児休暇もない。交際接待費、福利厚生費、宿泊費、旅費交通費、車両維持費、事務用品費、通信費、新聞図書費、租税(そぜい)公課(こうか)、雑費がない。慰安旅行、新入社員歓迎会、盆踊り、運動会、創立記念日、餅つき大会、忘年会、結婚式、ゴルフコンペ、飲み会をしなくていい。通勤費、出張手当、家族手当、住宅手当、精皆勤手当、出産祝い金を払わなくっていい。作業着、制服、机、椅子、ロッカー、文房具、駐車場を必要としない。パワハラ、セクハラ、モラハラ、マタハラもない。そして退職金がいらない。

こんな超優秀(ちょうゆうしゅう)な従業員を経営者がほっとくわけないじゃないですか。只、欠点を上げるとすれば、(ゆう)(づう)()かない、気が()かない、忖度(そんたく)できない、非常時に役に立たない。自分で学習しない、成長しない。ジョークが通じない、色気がない。自分で移動が出来ない。停電時には使い物にならない。

社長に好かれるAIの最大の欠点は、AIやロボットが社会に進出し過ぎて、人間の職場を奪われ、多くの労働者が路頭に迷う危険性があります。人間が開発して、人間の為に役に立たなければいけないモノが人間を(おびや)かしてどうするんですか、本末(ほんまつ)転倒(てんとう)です、絶対に回避(かいひ)しなければいけません。いくら科学技術が発達しても人間にしかできないことが数多くあります。いかに最先端(さいせんたん)のテクノロジーを駆使(くし)したロボットといえども人間の代わりはできないのです。この点を十分に留意(りゅうい)して置かなければなりません。

スマホを忘れて迷子になった。待ち合わせた店の住所も会う相手の電話番号も分からない。交番で(たず)ねても店舗(てんぽ)の名簿に載っていない。公衆電話の番号案内に問い合わせたら登録が無い。30分さまよい、とうとう見知らぬ人に声を掛け、スマホで調べてもらってやっと辿(たど)り着いた。自分自身のスマホ存症(いぞんしょう)(なげ)かわしい今日この頃です。

今秋に予定されている消費増税に合わせて、政府はしきりにキャッシュレス決済を推奨(すいしょう)しています。確かにニセ札防止や現金を持ち歩かなくってすむなどの便利さはあります。しかし、高額な商品をスマホ一つ、カード一枚で簡単に購入(こうにゅう)できるようになれば、金銭感覚(きんせんかんかく)麻痺(まひ)し多額の債務(さいむ)を負ったり自己破産(じこはさん)が増える懸念(けねん)あります。

スマホ決済「ペイペイ」が、キャンペーンの結果、利用者が殺到してサーバーがダウンするトラブルが起こりました。こうした「ペイペイ騒動」の中で、キャッシュレスと仮想通貨との付き合い方を見直すいい機会だと思います。

貨幣(かへい)(現金)は名乗らずに使え、使用履歴(しようりれき)も残らない匿名性(とくめいせい)を特徴のひとつにしています。スマホ決済はこの匿名性を奪ってしまいます。クレジットカード利用による購買(こうばい)履歴が色んな分野に提供されます。          

貨幣の匿名性は、犯罪の温床(おんしょう)にもなるが、一方でそれによって、消極的な形であれ守られていたものがあったということです。人生を乗り越えるような飛躍的(ひやくてき)挑戦(ちょうせん)や、新たな人生を歩む更正(こうせい)が今までは可能だったが、購買の個人履歴が蓄積(ちくせき)され分析(ぶんせき)()その人の未来に影響を与えるようになると、私たちは過去に強く(しば)られることになります。結果として、新しい人生を開く自由が利かなくなる弊害(へいがい)が生じます。

科学の進歩はもろ刃の剣(陰と陽、夜と昼、正と負、表と裏、二つでひとつです)。一時的な流行に心を奪われて大切なモノを見失わないように致しましょう。


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