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社長訓話編
平成28年5月7日の社長訓話です。


 皆さんお早うございます。

天災(てんさい)は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが、今回熊本(くまもと)地震(じしん)が発生し、大変な被害(ひがい)(こう)むりました。

 地震学者のロバート・ゲラーという方が言ってました、「10年に1度ぐらいは、マグニチュード67程度の内陸(ないりく)地震(直下型(ちょっかがた)地震)は日本のどこかで発生する。この(たび)の熊本地震がその(れい)です。残念ながら、どこが危ないか、いつ発生するか、正確な(よち)も、長期的(ちょうきてき)予測(よそく)もできない。日本は地震国であり、いつでもどこでも有り得る、(そな)えるしかない」と。

「備える」ということはどういうことかというと、「(かま)える」ということではなく、いつ、何が起きても、(あわ)てずに迅速(じんそく)に対応できるように準備して置くということです。つまり危機(きき)管理(かんり)です。

 危機管理とは防災(ぼうさい)訓練(くんれん)をして、危機に直面(ちょくめん)した時にも、何も考えずに行動ができるように身体(からだ)(おぼ)えさせること、自己流(じこりゅう)にならないように、非常時の行動(こうどう)規範(きはん)(手本(てほん))を決めて、意思の統一を(はか)ることです。

 熊本は地震の保険料が、他と比べ安いんです。地震の起きにくい場所という評価(ひょうか)がされていたからです。熊本は台風が頻繁(ひんぱん)に来るので、風で飛ばされないように、屋根の(かわら)頑丈(がんじょう)に重たくしていた為に、地震で(くず)()ちて被害を大きくしてしまい、残念な結果になってしまいました。

 何が(わざわ)いするか分からない訳ですが、トヨタの部品工場が被災(ひさい)して、生産がストップした為に、部品が送れなくなり、他の工場の組み立てが停止しました。東日本大震災の時も、輸送(ゆそう)ラインが寸断(すんだん)されて、操業(そうぎょう)ができなくなりました。部品をストックする倉庫をなくして、輸送による流れ作業を推進(すいしん)して、無駄(むだ)なコストを削減(さくげん)する、合理化と生産性を高める画期的(かっきてき)な生産方法だったのですが、災害時には裏目(うらめ)となりました。

 私は個人的にはトヨタという会社は(きら)いなんです、人間味(にんげんみ)がないから、皮肉(ひにく)としてよく言われるのが、「トヨタは、()れたタオルを(しぼ)り出すだけでなく、(かわ)いたタオルまで絞り出す」と。「カイゼン」という言葉が世界的にも有名になったように、トヨタは知恵を絞り出し、努力に努力を重ねて、合理化と生産性の向上に努めてきたわけですが、あまりにも無駄を排除(はいじょ)して、コスト至上(しじょう)主義(しゅぎ)徹底(てってい)してきたが為に、余力(よりょく)がないように思えます。無駄がないから非常時に弱い。ギリギリの状態で生産しているから、チョット歯車が(くる)うと取り返しが付かない。

 「便(たよ)りがないのは無事(ぶじ)証拠(しょうこ)」というぐらいにゆったりと(かま)えて、「無用(むよう)(よう)(役に立たないように見えるものでも、かえって役に立つことがある。この世に無用なものは存在しない)」と言いますように、「清濁(せいだく)(あわ)()む(心が広く、(ぜん)でも(あく)でも()(へだ)てなく受け入れる。度量の大きいこと)」ぐらいの心にゆとりがあると、何か想定外の事が起きた時に生きて(効果がある)きます。()えて、普段から無駄なことと分かっていて取り入れていると、それが「ゆとり(余裕)」となって、強いては「危機管理」になると思います。

 無駄を排除して、合理的にすることはすばらしいことですが、人間の叡智(えいち)(すぐ)れた知恵)の賜物(たまもの)(ある行為に対してあらわれたよい結果)なのですが、あまり調子に乗ってはいけません。「天災は忘れた頃にやってくる」のですから、忘れてしまってはいけません。

天才(てんさい)」は「天災」には(かな)わないのですから。「地球にやさしい」なんて人間の傲慢(ごうまん)(えらぶって相手をばかにした態度をとること)です。

 人間は、地球や自然に対して、常に畏怖(いふ)(おそれおののくこと)の(ねん)(いだ)かなければいけません。つまり謙虚(けんきょ)に「備える」ことです。

 最近「パナマ文書」が公表されました。週刊(しゅうかん)文春(ぶんしゅん)のようなゲスなスクープではなく、世界的な大スクープです。

「パナマ文書」とは、税金がゼロか(きわ)めて低い地域・国であるタックスヘイブン(租税(そぜい)回避地(かいひち))を利用し、資算(しさん)(かく)した(うたが)いがある人物や法人を暴露(ばくろ)した文書です。

 個人的には、私はこういうスクープは大好きなんです。

 お金儲(かねもう)けした裕福(ゆうふく)な人(お金を儲けること自体は、その人の努力の結果ですから問題はないのですが…)が、不正(ふせい)をしてその資産を隠して、ぬくぬくと豊かな生活をしていることにいきどうりを感じています。今回その人達の行動が暴露されて、(おおやけ)に明るみに出る訳ですから、胸がス~ッとする感じです。

 私は子供の頃から劣等生だったので、優秀な人に対してのコンプレックスを強く感じていました。学力(がくりょく)優秀(ゆうしゅう)・スポーツ万能(ばんのう)品行(ひんこう)方正(ほうせい)容姿(ようし)端麗(たんれい)眉目秀麗(びもくしゅうれい)良家(りょうけ)子息(しそく)なんて、天が二物(にぶつ)三物(さんぶつ)も与えられている人がいますが、非常におもしろくないし、そんな人居てほしくないです。只、今回のように「優等生」だった人が、不正をしていて、それが白日(はくじつ)(もと)(さら)け出されて、「劣等生」になるのは気持ちがいいです、「ざま~見ろ」です。

 儲けた資産を、その国に税金を納めずに、ペーパーカンパニーという実体の無い会社に納めて、税金の支払いを回避する手の込んだやり方で「資産隠し」をしていた訳です。

 その国で儲けたお金は、その国に税金として納めるのは当然のことなのです。その国の道路や橋、公園や図書館など公共の施設は全て税金で(まかな)っているんですから、その恩恵(おんけい)を受けて、仕事をして(かせ)いだお金ですから、納税は国民の義務です、納めることを不正に逃れることは非国民(ひこくみん)です。

 お金を残すということは、(まん)(いち)の時の為に役に立つから、危機管理ができているように思われますが、まったく逆です。残すということは守るということですが、人間守りに入ったら成長は止まります、進歩は出来ないでしょう。

 お金を稼いで税金を納め、そして使う、使うから戻ってくる。経済は流れです、流通の原理は回ることです。()めるということは流れを止めてしまいます、止めたらお金は他所(よそ)に流れて行きます。これが社会の原理です、自然の摂理(せつり)です。

 社会から仲間はずれになったら(さび)しいですよ。まずは稼いで、納めて、使いましょう。

 守りは停止(ていし)です、現状(げんじょう)維持(いじ)後退(こうたい)です、租税回避は失脚(しっきゃく)です。

「回っている独楽(こま)(たお)れない」「動いている自転車は倒れない」です。前向きに、止まらずに、前進しましょう。


 



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