?
 
トップページ 会社概要 ザ・キラリン
~社長の宝物~
業務一覧 北筑トピックス お答え隊 お問い合わせ
社長訓話編
 平成25年1月4日の社長訓話です。


 皆さん新年明けましておめでとうございます。

 昨年一年間は、不祥事(ふしょうじ)やトラブルが続き、その対策や再発防止に追われ苦労の連続でしたが、その辛くて苦い経験がいいクスリとなったように思われます。

 “若いうちの苦労は買ってでもしろ”なんて言葉がありますが、実際は苦労と聞くとイヤな思いがするものです。〝苦労なんかしたくない、楽をしたい″というのが、本音のところでしょう。ですが、仕事を成し遂げた達成感やなるほどと人を納得させるような話は、苦労なしでは語れないことも事実です。今の苦労は先の楽しみのためにあると思って、苦労は楽しみの種と考えてみてはどうでしょうか(楽は苦の種、苦は楽の種)。

本当の意味で、苦労から抜け出すそのただ一つの方法は、苦労のなかに飛び込むことではないでしょうか。人生を味わい深くしているのは、実は「苦労」なのかもしれません。

()れた女は追えば追うほど逃げて行く、(いや)な女は(きら)えば嫌うほど付いてくる”という俗諺(ぞくげん)があるが、これは男と女の間の心理を教えているだけではなく、様々なことに当てはまります。金が欲しい欲しいと(あせ)ると、あせるほどに金が逃げて行って手に入らない。幸せは追いかけて摑むものではない。楽を望む人ほど苦労に追い回されている。求めるほどに逃げて行くのなら、一層のこと、苦労を追いかけてみてはどうだろう。

 新聞の記事に載っていたのですが、“海老(えび)逆境(ぎゃっきょう)で育つ”そうです。

淡水に住むエビを、日本全国に渡って調査・研究してみたら、一番育ちがいいのが北海道の阿寒湖で体長が5・6cmで、一番成長の悪いのが琵琶湖で2・3cm前後しかない。卵の大きさも同じ傾向で、阿寒湖のエビの卵は琵琶湖のそれのおよそ7倍の大きさで、孵化(ふか)から一週間後の生存率も極端に違う。ということは、北国ほど四季の温度差が大きく、所謂(いわゆる)、悪い環境のなか、それに耐えたエビの方が(たくま)しく育つと言える。楽々の環境で育ってきたものは、育ちも小さく命も(もろ)い。

(あゆ)もそうで、琵琶湖のアユは5・6cmより大きくならないが、その稚魚(ちぎょ)を吉野川に放流すると、岩を噛む激流(げきりゅう)を上りながら育って25cm以上の美しい姿になる。魚でさえ逆境の中に育つのです。

人間も「苦労」ほど良い「薬」はないと言います。“苦労結構、どんどんお()で”と思えば楽です(逆に、あまり調子が良すぎると先々(さきざき)(こわ)い感じがします)。

私達は困難に当面した時は、逃げ腰にならないようにしましょう。

逃げたら負ける。それよりも、一歩も二歩も前に踏み込んで行くと良い、そしたら必ず道は開けて来るものです。そして、その中からさまざまな力を与えて貰える。そして、信念が出来るのです。

人間の価値は、困難に当面した時にはっきり現れるものです。平常の時は、誰も彼も似たり寄ったりですが、神より試練を与えてもらった時に真価が発揮されます。与えられた試練を喜んで受け止めて、自分の力を出し切っていけば良い。逆境こそ人を育ててくれる。人間は楽を望むものではありません。「(なん)()りて、有難い(ありがた)」と言います。

 人は朝起きて顔を洗い、髪の乱れを直す。女性の化粧は特に入念です。高価な白粉(おしろい)や口紅を惜しげもなく使って、自分の顔をより美しく見せようと苦労しています。指の爪にまで真っ赤な色を塗る、何故そうするんだと聞く方が野暮(やぼ)だろう(足の指にまで塗っている人を見かけると、必ず聞きます、机の角で指を打ったのか、血豆が出来ているが、と)。それはエチケットだ礼儀だと言うのでしょう。それに加えて、他人に嫌われまい、相手に失礼にならぬようにとの心遣いと言うのでしょう。さらに、笑われまい、恥を()くまいと自分を誇示(こじ)する虚飾(きょしょく)の表れも含まれているのでしょう。

 全ての物品の価値は、表面の姿・形よりも内容の質にあるように、人間の価値も、見てくれの姿・格好にあるのでは無く、中身の心によって決まります。人間と人間を結び合い、好感・愛情・信頼を発生させるのも、心と心のふれあいから起きることなのですから、上辺の化粧よりも、肝心(かんじん)(かなめ)の「心の化粧」こそ忘れないようにしたいものです。

 お化粧には鏡が要りますが、“こころの化粧”にも鏡が必要です。「人のふり見て我ふり直せ」と言う(ことわざ)がありますが、日常接する人の欠点を見た場合に、鏡に写った自分の姿として受け止め、他人を(とが)めず、己を直すようにすればいいでしょう。

 他人のことを見て「なぜ、あんなことをしているんだろう」と、とても他人のことが気になる人がいます。気に掛かるところ、気に(さわ)るところこそが、必ず自分自身が同じ欠点を持っているのです、だから気に掛かるのです。それに気付かず、自分のことは棚に上げて、相手のみ責めるのだから勝手なものです。そうでなくって、“言うは(やす)く行なうは(かた)し”ですが、自分を謙虚に受け止めて、相手に対して低い心になることが大切です。低い所には水も流れ寄って来るように、低い心の人には人も集まってくれば、お金も寄って来ます。心の低い人は全てに好かれるのです。心の鏡を常に持ち合わせたいものです。

 姿・形が美しいということは、女として利点ではあるが、それは長続きしません。なぜなら、姿かたちというものには、味がないからです。味わいというものは内臓されているものであって、表面の見てくれの中にあるのではない。例え顔かたちが悪くても、こころの優しい、思いやりの深い女に接すると、こちらの心が(いや)され活気が()いてくる。その味わいは、食しても食しても絶えることなく深い、男はそこに安住(あんじゅう)する。

そうなんですって、皆さん安心してください。“美人は3日すると飽きるが、ブスは3日すると慣れる”と言いますように、4日目からは美人も不美人も一緒なのです。

良かったですね、「心の化粧」には、白粉も口紅もいらない、只ですから。



↑ 戻る



 プロフィール


 年賀状コーナー

 試験問題の巻

 社長訓話編
  <平成30年>
  <平成29年>
  <平成28年>
  <平成27年>
  <平成26年>
  <平成25年>
  ・平成25年12月27日
  ・平成25年11月29日
  ・平成25年10月31日
  平成25年9月30日
  平成25年8月30日
  平成25年3月29日
  平成25年2月28日
  平成25年1月31日
  <平成24年>
  <平成23年>
  <平成22年>

 心の散歩道

 ジョークは地球を救う