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社長訓話編
 平成21年度1月1日の社長訓話です。


  新年明けましておめでとうございます。
 昨年は大きく変革(※1へんかく)した年でした。変化の時代は想定(※2そうてい)内の事であり別段驚(※3べつだんおどろ)くことではないのですが、今回は生産が過剰(※4かじょう)となり、人を必要としなくなり首切り(特に派遣社員(はけんしゃいん))が横行(※5おうこう)して社会問題となりました。自動車業界(※6ぎょうかい)IT(※7あいてぃ)関係の輸出(※8ゆしゅつ)産業が大きく打撃(だげき)を受けました。確かに、原油の値上げから百年に一度という金融(※9きんゆう)危機(※10きき)が重なったことは不運ではありましたが、物が売れなくなったから直ぐに首を切るのなら小学校3年生でも(つと)まります。余りにも(さく)がなさすぎると思います。“経営者は首を切るなら腹を切れ”と言われるように、社員を解雇(※11かいこ)するということは、色んな対策を打って、それでもうまくいかず、()むに()まれず最後に行うべきで、それにしても、次の就職先を世話したり、再就職出来るまで猶予(※12ゆうよ)期間を(※13もうける)けてあげるべきです。

 企業はこのような危機(人・物・金の色んなケースの危機があるのですが、今回の場合は()()げが減少(げんしょう)するという危機なのですが)の時の為に、普段(※14ふだん)から利益の上がっている時にストックして置くことが必要です(例えば、九州電力では、何時(いつ)起きるか分からない台風や地震などの天災に対して、毎年その復旧(※15ふっきゅう)資金(※16しきん)()()ててストックしています)。そして、そのストックしたお金は、まず人的要因(※17じんてきよういん)(雇用の確保や保証や斡旋(※18あっせん)など)に対して優先的(※19ゆうせんてき)に使うことが企業としての社会的責任(しゃかいてきせきにん)だと思います。
 200年程前にイギリス経済学者アダム・スミスが「国富論(こくふろん)」というのを発表しました。その時代は物が不足して貧乏(びんぼう)でしたから、ドンドン物を作って生産すれば、豊かになって幸福(しあわせ)になれると信じていました。しかし今は、住む所も食べる物も着る物も十分に()()りています。この上合理化(ごうりか)して機械化(きかいか)していったらどうなるのでしょうか、人がいらなくなるだけです。人のための生産なのか機械のためのものなのか分からなくなっています、本末転倒(※20ほんまつてんとう)です。
 企業は(もう)第一主義(※21だいいちしゅぎ)(てっ)し、限りなき利潤(※22りじゅん)の追求を目指(めざ)し、必要以上に物の生産を増やしていった結果、物余(ものあま)り状態となり飽食(※23ほうしょく)の時代を作ってしまいました。食べ物の例をとりましても、食べもしない物を注文(ちゅうもん)して、半分ぐらい食べてあとは残してしまう(それが()てられるのか(ぶた)のエサになるのか知りませんが)、勿体無(※24もったいない)いことです。バングラデシュ(※25ばんぐらでしゅ)など食料不足で餓死(※26がし)する人が沢山(※27たくさん)いる国があるというのに、罰当(※28ばちあたりもの)りものです。
 私達は今の生活態度を見直(みなお)して、無駄(むだ)なことをしていれば止めて、勿体無いことをしていれば(贅沢(※29ぜいたく)をすることは(かま)いません。出来る時にはしてもいいが、出来なくなった時は、(※30いさぎよい)くやめればいい)改めるよう心掛けることが大切だと思います。
 私共の会社“工事会社北筑電業”は、46年の歴史の中、調子の良い時・悪い時、伸びて行った時・(くだ)って行った時、繁栄(※31はんえい)した時・後退(※32こうたい)した時・停滞(※33ていたい)した時、所有(※34あらゆる)経験を致しました。
 そして、その経験値(※35けいけんち)を次の時代へより良く生かすことが学習です。私も北筑一筋(※36ひとすじ)勤続(※37きんぞく)34年の体験(たいけん)を生かして、“予防医学(よぼういがく)”ならぬ“予防工事(よぼうこうじ)”を目指して、経営に取り組んで行く所存(しょぞん)です。そうでないと(※39とし)()取り(とり)甲斐(がい)がない(がない)と言われますから。
 私の“さすが(※39かめ)(こう)より(とし)(こう)理念(※40りねん)”は“高く買って安く売る”です。高く買うのは人や物のことで、高く評価(ひょうか)する・大切に(あつか)うという意味です。
 その第一番目は社員です。社員が会社に対して、不平(ふへい)不満(ふまん)不信感(ふしんかん)を持っていた場合、いい仕事・良い商品・すばらしいサービスを提供することが出来ないからです。2番目は協力会社の人達です。社員と同様に良きパートナーとして大切に()()い、育てていかなければいけません。この社員と協力会社とが一体(いったい)となって作り上げていくことが、「内容の充実」であり、(※41まさに)に社内の内容を充実させることが顧客(※42こきゃく)満足(まんぞく)させることになります。顧客への満足が3番目であり、4番目は地域社会への貢献(※43こうけん)です。地域の住民と共存共栄(※44きょうぞんきょうえい)することにより企業の使命と責任が()たされると思います。
 社員と協力会社の人達を高く買って大切にし、内容の充実により努力・改善をしてコストを下げて安く売る、つまり、高く買ったら人や物が集まり、安く売ればお客様が喜んで買ってくれるということです。この薄利多売(※45はくりたばい)が企業継続(けいぞく)基本(きほん)です。
 社長は社員を大切にし、社員は社長の期待に答えようとする信頼関係が大切です。
 楽して儲けようとか、(ひたい)(あせ)して努力しないで利益を上げようとか、偽装(※46ぎそう)虚偽(※47きょぎ)によりお客を(だま)して事業を展開しようとしても、時間が()つにつれてメッキが()げ、辻褄(※48つじつま)が合わなくなり、それに気が付いた社員は嫌気(※49いやけ)が差し内部から崩壊(※50ほうかい)し、いずれ社会にも露呈(※51ろてい)して見切りをつけられてしまい、事業は行き(※51いき)(づまる)まってしまいます。
 私達は(ひたい)(わき)に汗して、(かた)(こし)()りを(かん)じ、()(あし)筋肉痛(きんにくつう)(おぼ)えるように働きましょう。「骨折り(※53ほねおり)(ぞん)()草臥(くたびれ)儲け(もうけ)」なんてとんでもない。骨を折って努力したら絶対に損をしません。くたびれるほど働いたら必ず儲けます。
 骨を()しまず、骨を()って、骨を(くだ)いてコツコツ(骨骨)と働く姿(すがた)はすばらしく美しいものです。私も皆さんに負けないように、骨を折って頑張ってます。それが証拠に、昨年ゴルフ場で、飛んできたボールが手に当たって骨を折ったじゃあ〜りませんか。ジャンジャン(今回は牛年に因んで焼肉のタレでいってみました)。

※1 ものごとのしくみを、根底から変えて、改めること 
※2 仮にこうであると考えること
※3 とりたてて
※4 必要以上に多すぎること
※5 悪事がさかんに行われること

※6 同じ種類の事業をしている人々の社会
※7 インフォメーションテクノロジー。情報技術
※8 外国へ産物・生産技術などを売りさばくこと
※9 資金の需要と供給との関係
※10 危険な場合
※11 やとっていた人をやめさせること
※12 決まった日時を先へのばすこと
※13 つくる
※14 いつも
※15 もとどおりにすること
※16 何かをするために必要なお金
※17 人間に関すること
※18 両方の間にはいって、うまくゆくように取りもつこと
※19 他よりも先に取り扱うこと
※20 根本的な事柄をささいな事柄とを取り違えること
※21 まずなによりも大切なこと
※22 もうけ
※23 生活に何の不足・不自由のないこと
※24 そのものの値打ちが生かされず無駄になるのが()しい
※25 バングラデシュ人民共和国。インドの東側に位置するイスラム教徒主体の国
※26 飢え死にすること
※27 数・量が多いようす
※28 罰が当たるのが当然である人
※29 必要以上に費用をかけること
※30 思い切りがよい
※31 (さか)え発展すること
※32 (うし)ろへ下がること
※33 一か所にものがとまって、先へ進まないこと
※34 ある限りすべての
※35 体験した実績
※36 そのことだけに熱心にはげむこと
※37 同じ(つと)め先にずっと続けてつとめること
※38 年齢の割に未熟である
※39 長年の経験をもった者は思慮深く行動も適切である
※40 ものごとがどうあるべきかという、根本的な考え方
※41 まちがいなく
※42 いつも買ってくれる客
※43 何かのために力をつくし役に立つこと
※44 ともに生存し、ともに繁栄すること
※45 利益をうすくして品物を多く売ること
※46 細工をして人の目をあざむくこと
※47 本当でないことを本当のように見せかけること
※48 物ごとのすじ道や道理
※49 何となくいやだと思う気持ち
※50 くずれてこわれること
※51 むき出しになること
※52 道がなくなり先へ行けなくなる
※53 懸命に努力したのに、ちっとも成果があがらずただくたびれただけである。



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